1.統合失調症(精神分裂病)
2.うつ病
3.神経症
①対人恐怖症
②強迫神経症
③抑うつ神経症
1,2,3については治療が確立されている
4.人格障害
①回避性人格障
②境界性人格障害
③分裂病質人格障害
④依存性人格障害
5.知的障害に伴う退行あるいは社会恐怖あるいは怠惰
特に「境界知能」の場合(知能とは問題解決の能力である.ヤスパース)
4.5の場合,本人にはあまり葛藤はない.
6.思春期・青年期に特有の葛藤
これまで,思春期妄想症とかスチューデントアパシーあるいは退却神経症(笠原)とよばれてきたが,近年非常に増加し社会的ひきこもり(斉藤)という名称でよばれているもの.
◆ひきこもりが長期化する背景には,視野の狭さ,かたくなさといった思春期独特の考え方や,自己愛的な構えがあることが多い.
◆本人はみずからの置かれた状況を客観的にとらえるだけの余裕がなく,このため治療を拒否することがほとんどである.
◆長期にわたる場合でも,症状の安定化が起こりにくく,常に新たな傷口が開いていくように,葛藤が葛藤を生む状態が続く.
◆本人の精神的成長を促す精神療法と,家族全体を含む環境調整(家族療法)によって治療が進展する
本人は心的外傷体験を理由に挙げることが多いのだが,本当は社会的ひきこもりの原因は複数である.このため問題が複合的に絡み合って治療を困難にさせている.大きく分ければ環境(社会・家族)と本人の病理,そしてあるきっかけ(契機)の3つが絡み合って,悪循環におちいってしまっていることが考えられる.
EX) (外へ出られないから恥ずかしい.恥ずかしいから外へ出られない.)随伴症状対人緊張・対人恐怖,強迫神経症(手洗いなど),昼夜逆転,退行(子供がえり,ヒステリー),家庭内暴力DV,被害・関係念慮,抑うつ気分,希死念慮(薬物の過量摂取,リストカットなど),インターネットへの耽溺やこれを介して他者への攻撃食行動異常,,過呼吸発作 など
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